つい他人の期待に応えてしまう

会社に勤めていると、半年に一回くらい目標面談があると思います。
全社の目標に紐づく部署の目標があり、部署の目標を達成するための個別のグループの目標があり、
グループの目標に資する位置づけで期初に自分の目標を立てて、半期や年1回ごとに面談して振り返る、
といった建付けが一般的でしょうか。

そういった個人目標の設定だとか、あるいは新しい仕事をやっていこうとなった際に、
本当はやりたい訳ではないけれど、「会社はこれを期待していそうだ」という観点から目標を決めたり、仕事を引き受けてしまう方がいます。
そういう方は、往々にして優秀でサービス精神にあふれ、
言われていなくても相手の求めていることがわかるので、及第点のことをスラスラとやれてしまいます。実績を出せるので、きっと上司やお客様からの信頼も厚いでしょう。

面倒なやり取りをして上司に負担をかけたくないという気遣いだったりとか、自分自身が忙しくて考える時間さえ惜しいために、そのように行動されることもあると思います。

会社や上長の期待に応えるということは仕事の基本ですし、
それで本人の仕事の幅が広がったり、目標達成のために頑張れたりとプラスに影響することも多いので、もちろん悪いことではありません。
ですが、相手の期待に応えることだけを軸にしてしまうと、自分の本当の望みを叶える機会を逸してしまいます。

そして、こういった状況が長期に渡って続くと、自分の価値を自分で認めることから遠ざかり、そもそも自分の望みが何であるかもわからなくなってしまうのです。

今の仕事の目標は、あなた個人の望みと繋がっていると言えるでしょうか?

相手の期待に応える前に、まず自分自身が本当にやりたいか、どうしていきたいか、
ぜひ時間を取って考えてみてくださいね。

Point
相手の期待に無意識に「YES」と答える癖をやめて、自分軸に沿って決断する