仕事で失敗をして落ち込んだとき

あなたは、仕事で失敗をしたことはありますか?
失敗というと大袈裟かもしれませんが、ミスのレベルであれば誰でも経験があると思います。

大事な書類の書き間違い、計算ミス、メールの送信間違い、予定時間の確認漏れなど、普段気をつけていてもついうっかりやってしまうのは仕方ないことです。
誰にも迷惑が掛からない範囲の失敗ならば良いですが、仕事は周りの人やお客様といった相手があるものなので、失敗の影響が自分以外の人に及ぶことで申し訳なさを強く感じ、その後の仕事に影を落とすこともあるでしょう。
失敗の経験がトラウマとなって、働くことに恐怖すら覚えることもあるかもしれません。

人間は機械ではないので、人間である以上失敗は避けられないと言っても過言ではありません。
そして、失敗が避けられないものであるならば、また今後も失敗してしまうかもしれません。
そうであれば、過去の失敗に捕らわれて辛い時間を過ごすより、失敗を乗り越える考え方を身に着けた方が良いと思いませんか?

失敗をすると、多かれ少なかれ周囲に迷惑が掛かるでしょうし、自己イメージが低くなることでプライドも傷つくでしょう。大きな失敗であれば将来の昇進に響くこともあるかもしれません。
色々なデメリットが考えられますね。

では、失敗に何かメリットというものは無いでしょうか。
あなたの失敗経験をマニュアルに活かしたり、誰かに教えることで、他の人の役に立つことができるでしょう。
更に失敗を分析してより良いやり方を考えることで、新しい道が見えるかもしれません。
失敗を取り戻そうと、その後一生懸命働くことで、以前より大きな信頼を得るかもしれません。
同じように失敗した人に対して、優しくもなれるでしょう。

どうでしょうか。失敗にも意外と色々なメリットがありそうです。
何より、失敗をそのままにせず、乗り越えることでそれは強さに変わります。
同じ失敗はしないと心に決めて前に進むことが成長を促し、最終的には自信にも繋がるのです。

何度も同じようなミスをしてしまい、自分は何てダメなんだと落ち込んでいる人もいるかもしれません。落ち込むのは仕方ありませんし、気持ちはとても良くわかります。
ですが、もし前回のミスから何も対策をしていない状態でまたやってしまったのであれば、一旦立ち止まって、このままで良いかどうか考えてみましょう。落ち込んだだけで、何も行動していないということは無いでしょうか。

もし対策したのにミスしてしまったのであれば、次はより入念に気をつけて、違う方法で防げないか考えてみましょう。
必要以上に自分を責めずに、ただし何度やってしまっても諦めずに改善すること。上手く行かないなら別の方法も試してみましょう。
段々と良い結果に繋がるはずです。


Point
失敗は誰でもするもの。
失敗を恐れるのではなく、発生することを前提にしてそれを糧とすることで、
自信に変えて行きましょう。