働くのが辛い状態を変えようとたくさんの自己啓発本を読んだり、スキルアップの勉強を「がんばるぞ!」と始めてみたものの、当初の思いはどこへやら・・・。気持ちが続かず早々に元の負のループに戻ってしまったり。そもそも「どうせ自分なんて」と行動を起こす気さえ沸かない、行動を起こす元気さえも出なかったり。
はたまた、現状から目をそらし、仕事のストレスを発散するために、お酒や買い物に逃げ場を求めて散財した挙句、その支払いをすることを目先の働く理由にしてしまうという人もいるかもしれません。(当時は気づいていませんでしたが、私自身がかつてそうでした)
嫌ならば仕事を辞めれば良いのに、働き続けるのは何故でしょう?
それは、嫌々やっている仕事でもお給料をもらえて日々生活することができているため、心の奥底ではその仕事をすることを肯定しているからです。
あるいは、自分がやらなければいけないという責任感だったり、皆頑張っているから言い出せない、周囲に迷惑を掛けたくないという思いだったり、何かしら続けるべきだと自分がどこかで感じている理由があるからです。無意識のうちに選択して、自分を縛りつけてしまっている訳ですね。
”絶対に抜け出すんだ!”という決意が何より大事
私が会社員を辞めて起業に至った最大の理由は、「もうこんな働き方を続けたくない」という強い思いです。
私の場合は無駄に体力やストレス耐性があったせいか、ハードな仕事でも持ちこたえてしまっていました。お昼は社食でカレーを5分で飲みこんで休憩終了、急いで席に戻ってガリガリ遅くまで仕事をしたり、月曜~金曜は出張でホテル暮らしといった日々をとんでもなく長い期間続けていました。
結果、心身を壊す直前まで働き詰めてやっと決断した訳です。振り返ると実に15年、、、決断するの遅すぎるよという感じですが、何故長い間踏み出せなかったかと振り返ると、辞めた後に金銭的にどうなるか不安だったからということに尽きます。
それでも踏み出せたのは、「どうせこのまま仕事を続けても絶対にしんどいままだ。ならば怖いけれど、どうせしんどいなら未来に向かって現状を変えるよう努力したほうが、絶対に自分のためになる」という思いに至ったからでした。
本当に気持ちが固まれば、心の鐘が鳴る
しんどいまま続けることにもメリットはあります。挑戦しなければ失敗もしないのです。頑張って耐え抜けば、昇給や昇進に繋がるかもしれません。
何を選ぶかは自分の選択であり、自由です。現状維持はしんどいけれど、別に続けても良いのです。重要なのは、自分が本当はどうしたいかです。
何も急ぐ必要はありません。本当に気持ちが固まれば、心の鐘が鳴ります。
その時まで、明るい未来に向けた準備をしっかり進めていきましょう!