「自分を変えて明るく楽しい未来を手に入れよう。今度こそ絶対やるぞ！」と決意して、しばらくは高い自己イメージを保てていたのに、いつの間にか気持ちが萎えてしまい、現実も変わらない。
そして、「こんなに短い期間で諦めてしまって、やっぱり自分はダメだ」と元の悩みの渦へ戻ってしまう方。
私の過去はいつもそうでしたので、そんなお気持ち、めちゃくちゃわかります。
放っておけば元に戻ろうとするのが人間の習性
これまでと違う結果を得たいなら、これまでと同じことを繰り返すのではなく、新しい行動を起こす必要があります。心の中でいくら思ってもダメで、実際に行動しなければなりません。
ですが、困ったことに、人には無意識的に新しい行動を排除しようとする習性があります。これまでとは違うことに対して無意識に恐怖を感じ、実績のある今までの状態に戻ろうとするのです。
この習性に打ち勝って行動を継続するには、自分のマインド（行動の基準となる信条や考え方）を変える必要があります。望んだ結果を手に入れた状態の自分（未来の自分）が持つマインドに変えるのです。
望む未来の自分になって発想する
以前のコラムでも書きましたが、人生は選択の連続で、自分が選択した結果の積み重ねが現実を作りだしています。言い換えると、思っていることを行動に移した結果が今の状況なのです。
そのため、新しい未来を手に入れたいのであれば、新しい自分になって（なったつもりで）発想し、行動を選択すれば良いのです。
ややこしいですが、ついて来ていただいていますか？（笑）
頭に「？」が浮かんだ方は、何度か読み返してみてくださいね。
望む未来における自分のマインドを手に入れるための方法として、まずは理想の自分が手に入れているものを具体的に想像してみてください。どんな暮らしをして、どんな仕事をして、日々どんなことを考えているでしょう？
「お金の心配がなく好きなものを買えている自分」「自分の特性を活かして無理なく働いている自分」「人の顔色を気にせず、堂々としている自分」など、色々あると思います。働く場所や周りにいる人の表情、持ち物など、人に伝えられるくらい具体的にイメージするのが望ましいです。
次に、セルフトーク（心の中での独り言）を変えて行きます。
未来の自分は、今の自分が望むことを既に手に入れている状態ですので、「〇〇をやりたいが出来ない」とか「私には無理だ」とは思いもしないでしょうし、発言もしないでしょう。セルフトークが、今の自分と未来の自分とでは全く違うのです。
変わることを否定するようなセルフトークが出てきたら、未来の自分のセルフトークに意識的に置き換えることを根気強く続けていきます。
否定のセルフトークに負けそうになったら、理想の自分のイメージや、未来は自分が選択できるということを再度考えてみてください。
現在の自分への思いは一旦忘れて、未来の自分になりきることがポイントです。
ぜひ試してみてくださいね。
